梵鐘鋳込み (2010年1月12日)
高岡市 老子製作所

新しい梵鐘の鋳込みを、役員ほか17名で
見学してきました。



新年初めての鋳込みは、初吹き(はつぶき)
といって、地元ではちょっとした風物詩として
知られています。
新聞社が4社、放送局のビデオカメラが5台
待機していました。
NHKのニュースでも放映されました。
(住職の、あまりの人相の悪さに愕然!)



10名は金太郎温泉で一泊しました。
ところが、翌日はこの冬一番の大荒れ天気。
視界30mの高速道を新潟まで帰ってきました。


2010年3月下旬に納入されます。
  外型 「南無阿弥陀仏」と天人模様が見える    中子(なかご)と呼ばれる内型
   外型と内型とを組み合わせる    まさしく寸分の狂いも許されない
         役員の皆さん
   石川県から義父(慈雲寺住職)と義兄も
  銅と錫などの原材料を ガス炉で3時間      出湯(しゅっとう)。  1200度です
      新聞社・テレビ局がずらり        溶湯の上に「わら灰」が
 原材料の出湯後に、シャベルで20回以上、溶湯の容器に妙なものを投げ込んでいました。中をのぞくと、なんと「わら灰」でした。
 丸い座布団のように溶湯の上に浮いていました。地球の地殻みたいですね。決して混ざることはないそうです。

 「わら灰」の効果は、@浮いてくる不純物を取る。A酸化を防ぐ。B温度調整のためということでした。
  1050度〜1080度になるまで30分以上
  温度計です
 
 1昼夜後に型を壊して、バリなどを取り除く仕上げにかかります。(写真は年末につくられた別の梵鐘です)
 銅を中心にした合金のため、真新しい10円玉より金色に近い色をしていました。

 仕上げが終わったら、うすい酸をかけて緑青をふかし、最後は黒いうるしを付けて色を止めます。

 金色のまま、青銅色仕上げ、黒仕上げ、どのように仕上げても、いずれは同じ緑青の色になるそうです。
  鋳込み。溶湯の中のガスが混入しないように、 火をかざしています(左)。下の火も同じ。
  型は壊してしまうので、まったく同じものはできません。音も同じ音はなく、撞いてみるまでわからないとか。